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2022.10.06
10月5日、全学共通教育科目のひとつ「成城学Ⅱ〈成城「アイルランド学」の現在〉」(担当:経済学部?海老島 均 教授)の授業に、在日アイルランド大使館よりDamien Cole大使をゲストとしてお迎えし特別講義を開催ました。
本授業は、文化、芸術、スポーツ等の分野で世界的プレゼンスを示してきたアイルランドの歴史や文化、経済などに焦点をあて、各分野の専門家を講師としてオムニバス形式で実施しています。
今回の特別講義ではCole大使よりアイルランドの政治、経済、歴史のほか、世界遺産にもなっている美しい自然や豊かな食文化までご紹介いただきました。かつては酪農が主要産業だったアイルランドは、近年多くのIT企業が拠点を設けるようになり、ITによる経済発展が目覚ましいことや、EU加盟国であることでヨーロッパの多様な価値観、ダイバーシティの考え方が浸透しているといった“現在の”アイルランドについて知ることができました。
Cole大使への質疑応答の時間には、学生たちから「アイルランドと日本の似ている、逆に違うと感じるところはどこですか?」「人権に対して先進的な考え方が浸透しているのはどうしてですか?」「北アイルランドの和平成立後も政治上の対立はありますか?」「同じ島国として国防についてどのようにお考えですか?」などたくさんの質問が寄せられ、学生たちの関心の高さが感じられました。
最後にCole大使からは「日本とアイルランドは軍縮、非核といった平和的信条が近い。これからもよい関係が続いていくと思う。また、アイルランドは若者が多く、フレンドリーな国民性なので、学生の皆さんも留学?ワーキングホリデーでぜひアイルランドに来てもらいたい。」とのメッセージをいただきました。
特別講義終了後、杉本学長と懇談。大使から学生たちの熱心な様子にあたたかい感想をいただきました