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2016.04.01
共通教育研究センター所属の教員が中心となって執筆した論集『身体と教養』が、ナカニシヤ出版から刊行されました。
本書は、大学教育という現場から身体をめぐる教育実践について、各執筆者が様々な角度から論じた画期的な論集です。現在、大学教育の現場で求められているアクティブ?ラーニングの探求というテーマを軸に、身体をめぐる教育実践の典型であるスポーツ?ウェルネス教育のみならず、コミュニケーションや人間関係といった多岐にわたる観点から論じられた論集となっています。
【書誌データ】
書名:身体と教養
編者:山本敦久(澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网社会イノベーション学部准教授)
価格:本体2,800円+税
出版社:ナカニシヤ出版 ISBN:978-4-7795-1060-1
【目次】
序 論(山本敦久)
第1部 現代社会における身体と教養
01 ハビトゥスなきハビトゥスの時代:コミュニケーション社会における知と身体(山本敦久)
02 教養教育にみる「音楽」のあり方を考える(東谷護)
03 教養として身体を「学習」することの必要性:体育教育の批判的考察から(阿部勘一)
第2部 大学生の身体とコミュニケーション
04 ボランティア化する社会と身体:大学生を取り巻くボランティアの状況(二宮雅也)
05 オンライン?メディアと女子学生の「つながりっぱなしの日常」(田中東子)
第3部 「アクティブラーニング」と教養教育の現在
06 身体教育の学びを考える(妹尾江里子)
07 アクティブラーニング型初年次キャリア教育:その実践と課題(勝又あずさ)
08 鼎談:身体の教養を再考する:動きと言葉のリベラルアーツへ(田中陽子?阿部勘一?山本敦久)
第4部 学校教育におけるスポーツ文化
09 スポーツの重要性と学業のバランス:アイルランドの中等学校の課外活動を参考に(海老島均)
10 部活動指導についての一考察:教職課程2年「特別活動」を例として(徳田光治)