心理社会学科
人間の心理や社会のあり方がイノベーションにどのような影響を与え、あるいは影響を受けるかを考える学科です。情報メディア技術の革新により、コミュニケーションの形態も大きく変化するなか、宗教、文化、環境問題などにも関連づけながら、社会と人間の心理とイノベーションの関係を紐解きます。
文化や社会の変容という経済以外のマクロ現象を積極的に学習することにより、広い視野から比較を行う力を身につけます。また、イノベーションの与える影響について、印象形成や流行などの心理過程から、対人コミュニケーション、集団そして社会へと発展的に考察できる能力を養成します。そのため、企業の企画、広報、広告、人事など人間心理に関する部署や政府機関、国際機関などで活躍できる能力を育みます。
こんな職種を目指すことができます。
社会と文化 | 国連等国際機関での活動従事者、ジャーナリスト、NGO?NPO職員など |
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人間の心理と行動 | 広告?広報関連業務担当者、企業における人事管理担当者、企業内教育および総務担当者など |
キャリアプランニングの例
広告業界 | クライアント (広告依頼主) の商品の特色を理解し、消費者にインパクトを与える広告をプロモートできる人材。イノベーションがどのようにして普及するのか、その間にメディアや消費者個人間のコミュニケーションがどのように関連し、どのように購入までの意思決定がなされるのかを理解した広告?広報担当者。 |
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企業の新製品開発担当者 (企画?立案?評価) |
企業の持つ技術を製品という形で世の中に送り出すにあたり、どのような製品であれば人間にとって使いやすいものとなるのかを理解した人材。ひとたび市場に出た後、どのような過程で普及し、どのような影響を、個人レベル、社会レベルで与える可能性があるのかを修得し、直接開発に参加できる企画担当者。 |
企業や公共機関の 人事担当者 |
組織の中における個人の能力を引き出し、組織の目的を効果的に遂行することができる人材。個人のパーソナリティやコミュニケーション能力に加えて、個々人が集まった際の組織における心理や、人の管理の仕方などについて理解している人事担当者。 |
シンクタンクや 社会調査会社 |
シンクタンクや社会調査会社などで、広範な領域における個々のテーマについてデータを収集?分析し、そこから得られる知見をまとめる能力を身につけた人材。目的に応じた多様な実証的手法を身につけるだけでなく、政策や企業、社会や文化そして個人の心理について幅広い視野から理解している研究?調査スタッフ。 |