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  • 2022.07.04

    チェンバロの音色を聴き?学ぶ-芸術学科ワークショップを初開催-

6月30日、文芸学部芸術学科が「レクチャー?コンサート チェンバロの魅力—楽器と楽曲の関わりに着目して—」を開催し、芸術学科の学生約70名のほか一般参加者も含め約130名が参加しました。このレクチャー?コンサートでは、講師にチェンバロ奏者である大村千秋氏を迎え、実演を交えながらチェンバロの構造?奏法について解説していただきました。チェンバロはルネサンス時代からバロック時代にかけてヨーロッパで広く用いられた鍵盤楽器で、一度は衰退したものの20世紀に復興をとげ、再びその魅力が知られるようになりました。今回は、18世紀フランス様式の二段鍵盤楽器を実際に用いて実演?解説が行われました。
レクチャーは、上下の鍵盤の音色の違いから始まり、17世紀フランスにおける響きの余韻を活かしたチェンバロ音楽、最盛期から終焉へ向かう18世紀後半の重厚でドラマチックな調べなどを参加者たちは生演奏で体感しました。また、プレリュード?ノン?ムジュレという小節線のない前奏曲など興味深い楽譜の紹介や、小型カメラを用いて演奏中の指の運びやチェンバロの内部構造を間近に見る場面もあり、楽器という演奏メディアと楽曲が結ぶ深い関わりについて体験的に学びました。さらに、今回の企画?進行を担当した芸術学科赤塚准教授のヴィオラ?ダ?ガンバとチェンバロの合奏も披露され、音楽学の学びとともに心も豊かになる時間を過ごすことができました。
最後に大村氏からは「一度途絶えて復興したチェンバロを演奏すると当時の空気を感じることができ、新たな発見があります。昔と今をつなぐ架け橋のようなチェンバロという楽器をもっと多くの人に楽しんでもらいたい。」とのメッセージが贈られました。

芸術学科ではかねてから学生が実際の芸術作品?活動に触れることを重視し、京都奈良の見学旅行をはじめ、演奏会、上映会、舞台、展覧会などの見学を「芸術学?美術史実習」の中で実施してきました。それに加えて今年度からは、演奏家や俳優、映画監督など、制作?実践にたずさわるゲストを大学キャンパスに迎え、実演や教員との対談などを通じて、芸術作品や実践現場への理解をより深めてもらう「芸術学科ワークショップ」という取り組みを始めています。今回のレクチャー?コンサートはその初回と位置づけられていて、今後も年2~3回の実施を予定しています。

講師プロフィール

大村 千秋 氏
東京藝術大学大学院、アムステルダム音楽院(オランダ)で学ぶ。チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコードのソリストとして活躍するほか、室内楽、歌曲、オーケストラ等多方面で演奏活動を展開している。現在、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。

  • 007教室にて開催
    007教室にて開催

  • 演奏中の大村氏
    演奏中の大村氏

チェンバロ内部の装飾や「ジャック」といわれるパーツをスクリーンに投影して観察

  • 赤塚准教授のヴィオラ?ダ?ガンバと合奏
    赤塚准教授のヴィオラ?ダ?ガンバと合奏

  • 終了後、チェンバロを見学する学生たち
    終了後、チェンバロを見学する学生たち

二段鍵盤と美しい装飾が特徴的なチェンバロ(楽器協力:島口ハープシコード工房)