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  • 2023.09.12

    第32回経営学合同ゼミナール/3年ぶりに合宿形式の発表大会 ~澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网?境ゼミナールが昨年に続き最優秀賞を受賞~

 9月7日(10:00~17:30)、第32回経営学合同ゼミナール研究発表大会が、和歌山県白浜町(会場:エクシブ白浜コンベンションホール)で共同開催にて行われました。白浜町に隣接する田辺市は、南方熊楠、植芝盛平、武蔵坊弁慶(以上を田辺3偉人と称します)に縁があり、世界遺産に指定されている熊野古道があることでも広く知られています。コロナ禍は4年目を迎え、政府が感染法上の分類を2類から5類に移行したことに伴い、感染防止に努めながら合宿を行うことも可能となりました。その結果、同ゼミナールは3年ぶりに合宿形式で行われることとなりました。

 経営学合同ゼミナールは、1990年に開始され、学生が企画運営する合宿&研究発表の形式で行われ、教員&学生(学部生、大学院生)が大学の枠を超えて学び、相互に交流を図ることを目的としています。今年の参加校は以下の7大学で7つの研究発表(1ゼミ1発表)、100名を超える参加者となりました。

 法政大学 宇野斉ゼミ、甲南大学 奥野明子ゼミ、京都女子大学 江向華ゼミ、澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网 境新一ゼミ、中央大学 砂川和範ゼミ、麗澤大学 寺本佳苗ゼミ、関西大学?中尾悠利子ゼミ (※50 音順)

 今年度の共通テーマは「これからの時代に求められる組織」でした。アフター?コロナを視野にコロナ前後で大きく変化した価値観や行動様式も踏まえて、これからの企業や地域に求められる人材、新たな価値創造、生産?消費の在り方、貿易、エネルギーや食糧の問題、社会的課題、地域創生などに対して、一石を投ずるアイデア、提案などが期待されました。
 合同ゼミの進行は発表15分、質疑応答5分で構成され、各発表に対して、学生による質疑?評価ならびに各先生からの講評がなされました。また、ゲストとして経営学合同ゼミの創始者、日置弘一郎先生(京都大学名誉教授)、張婧先生(金沢大学)による講評も行われました。

 境ゼミの研究テーマは「未来志向のまち?商店街の創造:東京、長野、大阪の事例より産学公民連携を取り入れた新たなサードプレイスの提案」です。
 まち?商店街が未来に向けて長く存続するためには、現状を維持するだけでなく、時代の流れに沿って変化し続け、人が集う場所や仕掛けを取り入れて、コロナ禍で希薄になった人と人との繋がりを再構築する必要がある、という問題意識から始めました。そして、未来志向のまち?商店街を作るためにヒト?モノ?カネ?情報の循環を可能にするエリアマネジメントに基づく?産学公民連携?が必要であり、エリアマネジメントの概念を踏まえた産学公民連携を行う場所として新たな「サードプレイス」の提案を行いました。

 本来、「サードプレイス」とは、米国の社会学者、レイ?オルデンバーグ(Ray Oldenburg、1932- )により提唱された概念であり、「ファーストプレイス」(自宅)、「セカンドプレイス」(学校?職場)、そのいずれでもない“居心地の良い、第三の場所”を指します。
 今回の研究では、本来の「サードプレイス」の概念を発展させ、新たに、「エリアマネジメントの概念を踏まえた産学公民連携を行う場所」として再定義しました。
 そして具体的に分析対象とする、まち?商店街を、(1)世田谷区成城地区 (2)同?下北沢地区 (3)長野県飯綱町 (4)東大阪市布施地区 の4地域に絞りました。当ゼミでは長年にわたり、澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网前(商店街理事?加藤小百合 氏)、下北沢(商店街理事長?長沼洋一郎 氏 副理事長?小清水克典 氏)など世田谷区の小田急線?京王線沿線をはじめ、東京都内外の広範囲でまち?商店街に関するフィールドワークを実施してきました。そこに数年来、当研究室と縁の深い長野県飯綱町(峯村勝盛 町長、池内武久 副町長、ふるさと振興公社社長?廣田裕二 氏、飯綱町商栄会会長?小林直樹氏)、そして近年関係を深めている近鉄線沿線にある近畿大学(東京センター事務部長?加藤公代 氏、岡本清文 先生、保本正芳 先生、最寄り駅:長瀬)ならびに布施商店街連絡会(会長?加茂守一 氏、最寄り駅:布施)と行政?東大阪市役所の方々との縁から、東大阪市布施地区も新たにフィールドワークに加わりました。

 調査方法としては、上記地域へのフィールドワークを行い、まち?商店街や直売所、商業施設など主要拠点の現状を観察、検証します。さらに、インタビューおよび公的資料で実態を調査し、その結果をゼミ生が協議して決定した評価指標(8項目)で評価します。その結果として、4地域の特徴と課題ならびに解決策が整理されました。産学公民の印象的な事例としては、飯綱町の都市部との連携事例として、下北沢におけるファーマーズマルシェへの参加、布施商店街とSEKAI HOTEL FUSEがすすめる空き店舗リノベーションと宿泊室活用などがあげられます。

 最後に、以上を踏まえて各地域に個別に新たなサードプレイスの提案を行い、結論、課題ならびに展望を総括しました。今回、私たちが提案する「新たなサードプレイス」は、本来のサードプレイスの機能にエリアマネジメントを踏まえた産学公民連携が実現可能になるだけでなく、まち?商店街の活性化も期待できます。新たな発想を生み出し、それをまち?商店街が一丸となって産学公民連携によって実現させることにより、まち?商店街というコミュニティの中で、共に生き、共に感動を分かち合い、共に場を創りあげる「共存?共感?共創」の考え方が生まれます。
 今回、4地域に対して行った提案は、個々にはもちろん有効ですが、それらを組み合わせることよって、新たな提案を創出することもできるものと考えられます。

 本年の研究発表は、3年ぶりの合宿形式ということもあり、各大学ゼミの研究テーマは分析対象、分析方法、事例などに重なりも少なく、個々の特徴が明確でいずれも充実した発表でした。

 発表大会の後は、(公財)南方熊楠記念館 学芸員/神奈川大学非常勤講師の三村 宜敬(みむら?のぶたか)先生による特別講演「南方熊楠と紀伊半島の森」が講じられ、興味深い貴重なお話と観光物産?ご当地グルメも紹介されました。

 最後に審査結果が発表され、SNSによる投票の結果、澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网?境ゼミは最優秀賞に輝きました。境ゼミは、16回目の参加となり、10年連続で受賞しています。先輩(上級生および卒業生)からの成果を継承しつつ6月から準備を開始しました。しかし、3地域へのフィールドワーク実施によって、情報整理が多忙であったこと、メンバー間の連携?スケジュール調整が容易でなかったことなどが原因となって、合同ゼミ直前まで準備に手間取りました。ただ、最後には、3年ゼミ生コアメンバーが一丸となってチームワークと集中力を発揮して、提案の完成に至りました。今後の教育、研究、就活に大いに役立つものと思われます。

経営学合同ゼミナール
http://tomo.milkcafe.to/kegozega/