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  • 2025.03.27

    2024年度キャリア教育授業レポート5: ホスピタリティが運ぶ出逢いと歓び 学生の活動報告会を開催

 2024年12月20日(金)、初年次キャリアデザイン科目「プロジェクト演習〈ホスピタリティとサービス〉」1)の報告会を、学内グローバルラウンジにて開催しました。
 本科目では「ホスピタリティ」を、職業人?世界市民としてのおもてなし?思いやりと広義に捉え、他者とともによく生きていくための在りようを、知識と実践を通して追究していきます。授業15回の前半にはゲストスピーカー6名よりホスピタリティの実践について学び、授業後半は学生たちがチームでホスピタリティの現場を自ら選定しアポイントをとり、各分野のスペシャリストにインタビューに参りました。終盤には、ゲストスピーカー?インタビュイーはじめ計10名を招聘し、屋台村形式2)で活動成果を発表しあい、各々の「ホスピタリティ」の持論を語りあいました。
 翌回の授業では、チーム内、チーム間でのふり返りを行い、報告会当日の学びや気づき、感動や歓びをわかちあいました。授業最終回には、全員が個々に『わたしにとってのホスピタリティ』をテーマにミニプレゼンテーションを行い、互いの考えを聴きながら、「わたしならではのホスピタリティ」を成熟させ、全15回の授業を終了しました。

 尚、本学のキャリア教育はカリキュラム改編を行い、2025年度より新しいカリキュラムでスタートします。本科目の後継科目として「キャリア?プラクティスⅠ〈ホスピタリティ〉」が開講します。2025年度には卒業生による羽田空港でのホスピタリティの体験学習も予定しています。
 2025年度「キャリア?プラクティスⅠ〈ホスピタリティ〉」シラバス
 https://lc.seijo.ac.jp/lcu-web/SC_06001B00_22/referenceDirect?subjectID=202700695707&formatCD=1

2024年度:インタビューのテーマ
『ホスピタリティを仕事にしている人たちは何をモットー*にキャリアを築いているだろうか』であり、学生たちが関心ある業種?職種を選定し、学生自らアポイントを直接とり、誠意をもって臨みました。
*モットー:何を大事に、どんな働くスタンスのもと、どんな働きがいを感じているか、実例のエピソードをもとに

2024年度:学生のインタビュー先
DELTA航空?全日本空輸、東宝(帝国劇場)、ホテル雅叙園東京、ハイアットリージェンシー東京、NHK日本放送協会、オリエンタルランド、スターバックスコーヒージャパン、

プレゼンテーションは全員がホスピタリティを発揮する場でもあり、”場を豊か”にすることで真の対話につながりました。有志の“おもてなし隊”がお茶とお菓子を準備し発表の後は感想をわかちあいました。

活動報告会を終えて:学生のコメント1

 まずは、先日お越しいただいたゲストの皆様へ、お忙しい中お越しいただきありがとうございました。プレゼンテーションを終えて、とても心が温まったと感じたことが3つあります。
 1つ目は、チーム内での言葉がけです。今日までメンバー同士で意見を交わし、授業外での活動も懸命に励んできました。作成した台本も5分間では収まりきらずかなり削った状態で不安もたくさんありました。それもあり発表前はみんな緊張していましたが、これまでの努力を振り返り、互いに励ましあうことで多少の緊張をほぐすことができました。互いに頑張ってきたメンバーだからこそ、声がけが重要で無事に終えることができたのだと思います。
 2つ目はゲストの皆様の対応です。私のぎこちない発表にもうなずき微笑みながら聴いてくださったり、積極的に質問してくださったり助けていただくことばかりでした。他の方の発表を聴いている姿も美しく丁寧で、プレゼンする側としてはとてもやりやすいだろうなと感じました。そのため、私も他の方のプレゼンを聴くときは、少し前かがみの姿勢になってみたり相槌をうったりするなどのホスピタリティを発揮することができました。
 3つ目は、おもてなし隊の活躍です。思いがけないサプライズにゲストの皆様が驚きつつも喜んでいる姿を目にすることができました。最後、自身のグループ席でゲストの方とお話しているとき、おもてなし隊のうちの1人の方が「お話し中、失礼いたします。」などの言葉がけをしてからお菓子を提供してくれました。自分だったらそのように落ち着いた感じではなく「すみません」くらいしか言えないだろうなと考えたら自分もそのようになりたいと感じました。
 プレゼンが完成するまでの道のりはとても大変でしたが、終えてみるととても濃く有意義な時間であったと感じました。たくさんの貴重な経験をさせていただき、今後に生かしたいと思うことばかりでした。

活動報告会を終えて:学生のコメント2

 本日は最終プレゼン発表にお越しいただきありがとうございました。お忙しくなかなか会えることができないようなみなさまと、同じ時間を過ごすことができてとても感動いたしました。
 これまでの授業では、みなさまからお話をお伺いし、感じたこと学んだことを感想フォームでアウトプットするといった受動的な学びがメインでしたが、今回は私たちがみなさまに発表をする形だったため、上手くできるのかとても不安でした。しかし、発表中はとても温かく見守ってくださり、発表後はフィードバックや感想までいただけて、本当に素晴らしい機会となりました。
 本日得た学びとしては、やればできるということです。ありきたりではありますが、これを強く感じました。私たちのグループは発表の2日前にインタビューをさせていただいており、プレゼン資料や原稿作りを他のグループと比べてすごく短いスパンで行う必要がありました。発表に間に合うのかとても不安になりましたが、なんとか資料も間に合い、当日の発表も形にすることができたと自己評価では感じております。
 最後まで成し遂げる気持ちは、ホスピタリティにも活かせると今までの学びを通じて考えております。この気持ちを、身をもって最後に体感できたことも今回の大きな学びです。
 みなさまのように素晴らしいホスピタリティを提供することができるような社会人になりたいと、授業回数を重ねるごとに思うようになりました。登壇していただいたみなさまと再会することができて本当に嬉しかったです。またどこかでお会いできることを心の底から願っております。今回はお越しいただき本当にありがとうございました。

活動報告会を終えて:学生のコメント3

 他の授業でも発表する機会はありますが、今回のように実際に社会の一員となって働いている方々の前で自分達の取材してきた内容を発表することは初めてでした。本授業を受講してから発表まで本当にあっという間でしたが、隔週であったゲストスピーカーの方からお話を伺える授業で自分の日常において心がけたい事や大事にしたい事をたくさん学ぶことができ、ホスピタリティについてたくさんの知見を得る事が出来ました。今回の発表ではこれまで授業を受ける側だった私達学生が、取材を通してホスピタリティについてゲストの方々に発表をするという大変恐れ多い機会でしたが、取材に加えてこれまでゲストスピーカーの方のお話から得た事も意識しながら発表する事を心がけました。発表では緊張で上手く喋れるのか、自分の伝えたいことを100%伝えられるのか不安に感じていました。しかし発表の際、ゲストの方々が私の話に耳を傾け時には頷きながら優しい表情で聞いてくださっている様子を見て、緊張でガチガチだった体がだんだんとほぐれ、少しずつ心が落ち着いていく感覚を覚えました。ゲストの方々の優しいお人柄に救われ、自分の発表をやり遂げることができました。
 社会人の皆様の前で発表ができたこと、振り返ると本当に貴重な機会だったと感じています。この経験は将来にも確実につながるものだと思いますし、発表後に皆様から頂いた温かいコメントを胸にこれからも自分を信じて頑張っていきたいです。改めて今回はお忙しい中、発表にお越し頂き、また聞いて頂き本当にありがとうございました。

奥村裕之氏より学生へ (DELTA航空 卒業生 2024年度?2025年度本科目ゲスト講師)

2021年度に当時在学中の息子がこの科目を履修したご縁で教壇に立たせていただきました。私は1990年に澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网経済学部卒業後、35年間航空業界に携わっています。講義では毎回、日々お客様と接しその中で培われた経験を基に、「ホスピタリティとは何か」を学生みなさんに感じ取ってもらえるようにしています。貨物業務、客室業務、地上職業務の経験を基に航空業界ならではの様々なエピソードを紹介し、その中でみなさんには様々なケースのホスピタリティを共感していただけたらと思います。講義中にはみなさんが目を輝かせながら熱心に聴き入る姿勢に毎回圧倒されます。また、講義後のみなさんのレポートが秀逸で感受性の豊かさを感じる素晴らしいものばかり、大切な私の宝物です。2025年度も学生みなさんにお会いできる日を楽しみにしています。

柴崎雄一氏より学生へ (エールフランス航空/ KLM オランダ航空 卒業生 2024年度?2025年度本科目ゲスト講師)

2023年度と2024年度に「ホスピタリティとサービス」というテーマで学生みなさんの前でお話をさせていただき、その後にそのテーマについて話し合いの場を持ちました。みなさんは若い感性を持っていて素晴らしい、時には面白い。想像がつかないようなコメントもいただき、活気溢れる授業になりました。何より私自身の大きな学びになりました。
ホスピタリティはサービスとは違い、対価を求めない自発的な行為であると思いますが、例えば、相手の立場に立って気持ちに寄り添ってみる。寄り添い方もそれぞれ違う。是非みなさんの個性を発揮して欲しいです。そして沢山経験して失敗を重ねて、自分らしいホスピタリティを自然に持てたら、そして、お客様にその気持ちが届いて喜んでいただけたら素敵です。2025年度「キャリア?プラクティスⅠ〈ホスピタリティ〉」の演習に今からワクワクしています。肩の力を抜いて自分らしく楽しく取り組みましょう。

正課科目「プロジェクト演習〈ホスピタリティとサービス〉」

 本科目の目的は,学生が,キャリア形成における「無形の資産」の価値(身体的文化資本)をホスピタリティとサービスの視点から探り,自ら発揮することである。澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网では建学の精神(育む人間像)として、次のように述べている2)

 創立者、澤柳政太郎は、正直、真面目という道徳を身につけ、個人の「天分」を熱心かつ旺盛に伸ばした結果、知性?心情ゆたかで意志強固な「独立独行」の社会人になることを願いました。フェイアプレイの精神を持ち、美的生活を心がける「教養ある紳士淑女」になることと同時に、変わりゆく世界の中で「独創力」を持った奮起する人間となることをさらに期待しました。

 本科目では、ライフ?キャリア教育の中の、特に人格教育として、「ホスピタリティ」(おもてなし、思いやり、優しさ、歓待といった意味合い)について専門家?実践家より学び、自らも体現しながら、人としての在りようを追究していく(シラバスより抜粋?一部改編)。
 このようなホスピタリティ教育は、教育理念を継承していくキャリア教育の一つと位置付け、2017年度よりキャリア教育に実装している。

注)
1) 2024年度「プロジェクト演習〈ホスピタリティとサービス〉」シラバス
https://lc.seijo.ac.jp/lcu-web/SC_06001B00_22/referenceDirect?subjectID=202600690830&formatCD=1

2023年度の報告会の様子
/career/news/jtmo42000001dcit.html

2022年度の報告会の様子
/career/news/jtmo420000017dhy.html

2023年度履修生のよる実践
滞在型キャリア教育プログラム『禅のおもてなし -寺泊を通した体験学習-』
/career/news/cvt4qu0000004tca.html 

2) 屋台村形式
学生は交代で自らチームの代表としてブースを任され、全チームが同時に計6 ラウンドのプレゼンテーションを行った。ゲストとプレゼンター以外の学生はブースを巡回し、ブースに集まった全員が対話をしながらアイデアを発展させていく。

文責?科目担当者 勝又あずさ(澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网 キャリアセンター)