NEWS
2024.12.23
「澤柳塾Advance」(注)は、授業時間外(18:00~20:00)の全3回(11月6日?13日?20日)のプログラムで、「澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网生ならではの力を活かして、周囲に価値を届けるサービスを立案せよ」というテーマの下、情報収集を通じて課題を設定し、その課題を解決するためのプロトタイプを作成するというプロセスで実施しました。
学生の興味によって【グローバル×エンタメ】、【地方創生×エンタメ】の2チームに分かれ、講師によるサポートを受けつつ、試行錯誤しながら最終発表までグループ活動を進めました。
【グローバル×エンタメ】チームは、アンケート調査を通して「留学生と話したい日本人」に注目し、留学生との交流の場として様々なイベントを実施する学内カフェのオープンを提案しました。
【地方創生×エンタメ】チームは、「防災食」に注目し、宮城県の郷土料理を採用することで、東日本大震災を風化させず、次世代の防災?減災に繋げていくアイディアを提案しました。
最終発表後の講評では、「いずれのチームも企画内容に対する熱い想いが伝わってきて素晴らしい。」「プレゼンテーションの語源は”プレゼント“。相手(聞き手)への思いやりを持ってスライドを作成してほしい。」「企画内容の“目的”は重要。本当に伝えたいことは何かを突き詰めて考えよう。」「プロトタイプは出来るだけ具体的に。複数のプランは提示する場合は、提示する順番にもきちんと意味を持たせよう。」等、幅広い分野で活躍する起業家の方から貴重なフィードバックをいただきました。また、新たなことに挑戦することの大切さを込めて、ご自身がモットーにされている、「知覚動考」(ともかくうごこう)というメッセージが送られました。
自ら課題を設定した上にプロトタイプも作成するという挑戦的な内容のプログラムでしたが、リアルな課題に取り組むことの大切さに気付くことができた参加者は、プログラム開始前より大きく成長できたようでした。
キャリアセンターでは、今後も様々なプログラムを通じて学生の学び?成長の機会を提供していきます。
学生からのコメント
「澤柳塾」を受講して印象に残っているのは、「批判的思考」を必要とするプレゼンテーションです。前期?夏季?後期すべての澤柳塾を受講して共通して求められたのは物事を批判的にみる視点でした。提案するプロジェクトのコストや実現性、ニーズをいかに魅力的に伝えるかが重要になります。「プレゼンは届ける相手がいる」という当たり前な、しかし重要な意識を学ぶことができました。
私はこれまで、グループワークは役割分担をして作業を進めるのが普通と捉えていましたが、「澤柳塾」に通年参加してその意識は変わりました。理想とするグループワークは一人がその“役割に固執しすぎないこと”が大切であると感じました。時にリーダーとして議論をまとめ、時にアイデアを提供し、時にプレゼンを俯瞰するこれらの役割は一人で完結せず、グループのメンバー全員がそれらのアプローチを実践することが理想のチーム像となりました。
「澤柳塾」は、参加することで新たな自分や価値観を見つけられる場所だと思います。参加すれば多くの価値ある経験があなたを待っていること間違いなしです!ぜひ皆さんも参加してみてください!
(文芸学部英文学科1年 河野由來)
「澤柳塾」は、自らの課題を見つけ、成長できる場でした。
印象に残っていることは、参加者同士の意見交換です。お互いが納得できるよう意見をまとめていく難しさを知りました。チームメンバーそれぞれの素敵なアイディアを、魅力的に具現化するにはどのようにすれば良いのか、といった点に着目しながら考えを深めていきました。「澤柳塾」での活動を通して、「アイディアをカタチにするためにはどのような点に考慮したら良いのだろう」と、課題に対して自ら考え、工夫する姿勢を身に付けることができました。
また、以前は自分から発言して積極的に話し合いに参加することはできなかったのですが、自分のアイディアが妙案に繋がっていく経験を通して、より良いプランを作成するためには多角的視点が不可欠で、“1人1人のアイディアが大切”と身をもって感じました。その後は積極的に発言するよう心がけています。
「話し合い」をする場面は、いつでもどこでも必ず存在します。その話し合い1つ1つを充実させるためにはどのようにすればよいのか、今後もアタマを働かせながら取り組み、自らの成長に繋げていきたいです。
(社会イノベーション学部心理社会学科2年 柏葉美緒)
注)
「澤柳塾」は、キャリアセンターが実施しているキャリアサポートプログラム。「独立独行」をテーマに掲げ、自分の信じる道を自分で切り拓くことができる人材を輩出していくため、社会で必要な力や将来の選択肢を知る機会、また経験の中で自分の価値観や強みを磨く機会を提供。2017年度から、キャリアセンターとOriginal Point(株)が共同で企画?実施しており、延べ400名以上の学生が参加。